『犬』小屋からの呟き 今季初試合 高知FD ○ 1 - 2 ● SKワイバーンズ 忍者ブログ
高知の「犬」とIBLJの観察日記。 トップページはほぼ固定にしています。
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 キャンプ先の土佐清水で軟式のチームとお遊びの試合をやっているが
マジ勝負(?)の試合では今季初めてとなる韓国王者SKワイバーンズとの練習試合。
今シーズンを計る意味合いの強い一戦でしたが、家庭の事情ってヤツで観戦できず。。。
観に行きたかったなぁ~(て、試合の事スッカリ忘れてましたが・・・)

で、結果は2-1の負け。
SKは選手の事なんてコレっぽっちもワカランので、どれだけ本気の試合だったか知らんが
高知FDは結構本気モードで臨んだ試合だったんだと思う。
先発・野原は4回を2安打無失点と上々の出来だったようだ。
西川の抜けた跡を充分に埋められると期待できそう。今季の主軸となるだろう。
テスト生扱いのベネズエラ出身201cmのカルロス・メドラーノは
コントロール、直球のキレともに及第点だったようだ。
南米出身選手だけに、この時期にソコソコ投げられると言う事は期待大と見ても良いのかな?
昨季の某選手のお陰で少々南米系選手にトラウマが残っているけど・・・
今日の試合ではセットからの投球が無かったけど、外人選手はセットが問題になることが多い。
走者を背負うと途端に小さくなってボールが来ない事が多いからなぁ。
また、変化球は若干キレが無かったようだ。ストレートは140kmほど出ていたらしいが
長身からの角度があるとはいえ、ストレート一本では必ず捕まってしまうだろう。
抜ける変化球か、小さくても鋭い変化球が欲しいところだ。
でも、シーズン前のこの時期だからって事もあるんじゃないか?
次回登板時へのチェックポイントにしておきたい。

続いて登板したのは今季からの新顔で地元選手の武田。
高校時代はソコソコ鳴らした選手らしいが、先頭にいきなりヒットを打たれるものの後続をピシャリ。
球のスピード、キレ共にもう一つの印象だったようだがコントロールされていたようで
その点は収穫だろう。大きく崩れる事さえなければ充分に戦力となるんじゃないか?
今日は1イニングのみの登板だったが、3イニングぐらいの投球となると、どう変化するか?
ここも次回登板時に要チェックだろう。
初登板で先頭打者にヒット、盗塁を許しながらも無失点で抑えた所は評価できる。
精神的なタフさは充分に持っていると見ても良いのではないか。

次は、昨季途中退団扱いとなっていた吉川。
こちらも地元選手だけに、故障からの復帰だとすると注目しなくちゃいけない選手。
少々、ヘロった投球内容だったようだが何とか無失点でバトンを繋いだ様子。
貴重な左腕となるから、故障箇所を充分にケアしながら復活してもらいたいところだが。
試合終盤でリードされているSKのクリーンアップとからの対戦では
復帰登板の場としては、さぞかし荷が重かったことだろう。
抑えたという印象よりも、相手の拙攻に助けられたといった所ではないだろうか?
コチラも次のチャンスでしっかりと結果を残していってもらいたい。

さて・・・最後にマウンドへ上がったのが、今季飛躍を期待されている山中。
野原、山隈に続いて先発陣の中核とならなくてはいけない選手なのだが・・・・・・
今シーズンも相変わらずタフさに欠けるようだ。
8回からの〆の登板で下位打線からという比較的楽な場面なのに
1点のリードが引っ掛かるのか先頭にストレートの四球とは・・・
5球続いたボールの後に、やっとストライクが取れたと思ったのも束の間。
次の球をライトに弾き返されてしまっている。
SKは打順が1番に帰り追い上げムード満点になったことだろう。
ここでショーゴロに打ち獲るも新人ショートの西本が痛恨のエラーで1死のみ。
2番をレフトライナーに打ち取り2死2,3塁でクリンアップを迎えてしまうと
心が萎え萎えなのか、再びストレートで四球を与えてしまう。
1点リードの8回2死満塁でっせ。NPBやMLBのクローザーでも心臓バクバクする場面。
(敢えて言わせてもらう)ノミの心臓の山中が、このプレッシャーに耐えられる?
ココを切り抜けられたら「オォッ!山中、今季は違うやん」と少しは思えるんだが
迎えた4番に、これまたストレートの押し出し同点四球。
5番には逆転プレゼントの押し出し四球。。。。。。。
佐伯コーチ。マウンドへ行って顔にビンタくれちゃってください!
これで、山中はしばらく四球スパイラルに陥ることでしょう。
「何がいかん?」と必死に模索するんでしょうが

何も良くないし、悪くない。

ソコソコのスライダーとストレートがあるんだから、打者を責める気持ちを強く持つだけだろ?
ランナー出してもホームに帰さなきゃ良いだけなんだから。
ゴンゴン責めたら山中級の投球があれば連打はないだろう?
飯田も逃げの組み立てじゃなくて責める組み立てを要求しなきゃ。
山中はマウンドへ上がって先頭の打者への内容でイニングの出来が決まってしまう。
スッと打ち取れたらスイスイと投げられるものの、先頭を出塁させるとズルズルと・・・
同じような内容の登板が続いているのなら自らにしっかりと課題設定するべきだ。
先発してもイニングが変わる度、ハラハラしなきゃいけないようだと
登板機会は減っていくことだろう。
山中奮起せよ!

野手陣は新人西本が2番に起用された。
結果は最終打席で初ヒットが出たものの5打数1安打2三振。
入団発表後に動画サイトで見た印象ではコンパクトでしつこい打者。
打順としては2番が良いねと知人と話したのだが、今日は結果は出ずと見る。
先制チャンスとなった初回の打席はYAMASHINの盗塁に気を取られたか?
入団初試合の最初の打席で初球から連続して走られるとは
YAMASHINも先輩として、えげつない場面をプレゼントしたもんだ。
(おそらく)2軍クラスとはいえ、相手は韓国トップチームの投手相手だけに
この結果で判断しては可哀相だろう。次の試合でも2番起用で結果を出してもらいたい。

もう一人のテスト生、フランシスコ・カラバイヨ。
カナダ独立リーグで23HRをかっ飛ばしたパワーヒッターのようだが
今日は気合先行の空回りに終わったようだ。
しかし、守備もそつなくこなしたようだし、次のチャンスは充分にあるのだろう。
だが、高知の外野陣は空きが無いと言えば無い。(ん?)
西本をショートに起用するなら古卿がファーストか?
となると、DH中村さんで中平はライトへ。YAMASHINはレフト固定したいからなぁ。
カラバイヨが本領発揮となると押し出されるのは誰だ?

2年目選手の飯田、大西は軸の決まったスイングがされていたらしい。
飯田は昨季もチャンスに強かった印象があるから、安定したスイングができるようになれば
今季は意外とヒットメーカーになれる存在になるかも。
大西も無茶振りが目立っていたが、コンパクトに振れるようだと元来のパワーが生きる。
自然と長打も増えてくるだろう。
この二人がクリンアップの後を受けてくれると高知打線は力強いものになってくる。
中平を3番に、中村さんが4番(これはチームの方針みたいだから触れない)
ベネズエラからやってきた怪人カラバイヨが5番に収まると破壊力は充分だ。
古卿ものんびりできなくなってくるぞ!


ともあれ今季初試合は黒星スタートとなったが、見所は多かった試合のようだ。
この試合で見られたチームの穴が一つ一つ埋まってくれば、高知は強い。
主力が大勢抜けた香川なんて相手にならんだろう。
ある意味、リーグ創設時からの主力選手たちが居なくなってしまったILで
投打共にリーグのスター候補が最も多いのは高知になるかも?
チームは今季も再び存続を賭けたシーズンとなる。
今日の試合は1000人ほどの観客が入ったようだ。
無料試合であると言う事を差し引くと、相変わらず経営環境は厳しいかもしれないが
勝つことでお客さんは呼び込めるものなんだろうと思う。
球場へ足を運んでくれたお客さんへのサービスの充実は勿論だろうが
その基本は勝利にあることは間違いないはずだ。
ILチャンピオン、独立リーグチャンピオンを目指して1試合でも多く高知で戦えるように
選手、スタッフも奮励努力してもらいたい。
高知に「プロ」野球チームが在り続けるために。

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